プレミアリーグとイングランド代表の関係
プレミアリーグはイングランドの国内サッカーリーグとして非常に高い人気があります。国内のみならずヨーロッパのクラブ王者を決める大会でもプレミアリーグ所属のクラブが勝ち上がることが少なくありません。
一方、サッカーの母国でもあるイングランドの代表チームは、近年では目立った成績を残せていません。これは、自国のサッカーリーグが抱える問題に起因します。
プレミアリーグは多くの国で人気があるため、各国から莫大なテレビ放映権が支払われます。その資金は各クラブに分配され、高額な移籍金を使って強化することが可能になるのです。
しかし、その移籍金を使って世界中の有力選手を獲得するため、自国選手が出場機会を失ってしまうことがあるのです。
ビッグ4と呼ばれる強豪クラブの中には、ある試合に出場した選手が全て外国人選手で、イングランド人選手が一人もいなかったということまであったほどです。
自国リーグの人気は高いものの、自国選手が出場できないため代表チームの強化に繋がっていないのがイングランドの現状なのです。